暴力は、離れることさえできればすべてが解決する問題ではありません。トラウマの影響は心身や生活、人間関係など様々な場面に現れることがあります。暴力のない、新しい生活を始めることができたものの、もう少し暴力の悪影響を減らし、生活に安心感と生きやすさを増やしたいサバイバーと一緒に取り組んできました。
いくの学園が主催したいくつかの企画を紹介します。
「さちさんのお話会」(講師:NPO法人レジリエンス 中島幸子さん)
DV・虐待サバイバーのための「トラウマを抱える女性のためのアートセラピー体験」
「DID学習会」(講師:NPO法人レジリエンス 中島幸子さん)
また、4年間ほど回復支援の場所を運営していました。その報告です。
会員や有志の皆様の温かいご支援のもと、2017年4月に開始した生活回復支援事業「まいぷれぃす(事業所ニックネーム)」は、障害福祉サービスを根拠にした通所施設で、事業所名は「すたあと」でした。
暴力の後遺症が心身に出て、生き辛さを感じている当事者の方々の声をもとに立ち上げた居場所でしたが、諸々の事情により2020年7月に閉所・終了しております。
現在、閉所に伴って、事業のふりかえり作業に取り組んでおります。